便秘 下痢

便秘 下痢

便秘に悩む人は多くいますが、中には便秘と下痢を繰り返す人もいるようです。
便秘と下痢は全く逆の症状に思えますが、実は様々な原因で交互、あるいは同時に症状が出ることがあるのです。

 

このページでは、繰り返す便秘と下痢の原因と対策をご紹介します。
「便秘と下痢を繰り返して困っている」という人は、ぜひ参考にしてください。

 

繰り返す便秘と下痢の原因は?

過敏性腸症候群(IBS)の症状

過敏性腸症候群(IBS)は、主にストレスを起因として便秘や下痢を慢性的に繰り返す疾患です。

 

ストレス以外にも、ウイルス性腸炎が治った後にも発症しやすくなります。
10代から30代に発症する人が多い点も特徴で、特に女性に多い疾患です。

 

なお、過敏性腸症候群には、便秘型、下痢型、混合型の3タイプがあります。

 

  • 便秘型:おなかが張る、おならが出る
  • 下痢型:便意をともなう腹痛
  • 混合型:便秘型と下痢型両方の症状が繰り返し起こる

 

下痢型は男性に多いタイプで、便秘と下痢を繰り返す混合型は女性に多いタイプです。

 

大腸がんの初期症状

繰り返す便秘と下痢の原因で注意すべき疾患が、大腸がんです。
大腸がんの初期症状には

 

  • 血便
  • 便秘と下痢を繰り返す
  • 貧血

 

などがあります。

 

がんが大きくなると便の通り道が狭くなり、便秘を起こりやすくなります。

 

そして、便秘を改善しようと自然治癒力によって下痢の症状が出始め、便秘と下痢を繰り返すことになります。
時間が経つにつれて複数の症状が現れ始め、吐き気、腹痛、残便感を感じる人もいるようです。

 

また、便が通りくい状態でも腸はなんとか便を排出しようとするため、腹痛も伴いやすくなります。
大腸がんは自覚症状がないがんの一つでもあるため、定期的な大腸がん検査が大切です。

 

便秘薬の副作用

つらい便秘を改善させるために、便秘薬を服用する人は多いでしょう。
しかし、便秘薬を服用すると、副作用によって便秘と下痢を繰り返すことがあります。

 

というのも、便秘薬(下剤)には腹痛や下痢といった副作用があるからです。
便秘薬が体質に合っていない場合や、便秘薬を飲み過ぎた場合には、効果が強く出てしまい下痢になります。

 

そして、便秘薬の服用をやめれば、また便秘になってしまいます。
また、頻繁に便秘薬を利用することで腸が慣れてしまい、便秘を起こしやすくなるケースもあります。

 

便秘薬の服用中に便秘と下痢を繰り返しているときは、便秘薬の減量、服用の中止が必要です。

 

ホルモンバランスの乱れ

繰り返す便秘や下痢は、ホルモンバランスの乱れによっても起こります。
特に女性は、生理前や生理中、妊娠中、産後などにホルモンバランスが乱れる傾向にあるので注意しましょう。

 

女性ホルモンには、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の2種類あります。
排卵前になるとエストロゲンが多く分泌され、排卵後にはプロゲステロンが多く分泌されるようになります。

 

プロゲステロンには、腸の働きを抑制する働きがあるため、プロゲステロンの分泌が増えると便秘が起こりやすいようです。
妊娠中や産後も2種類のホルモンバランスが崩れやすいため、便秘や下痢を繰り返す人が多くいます。

 

また、ホルモンバランスの乱れが自律神経の乱れにつながり、便秘や下痢を繰り返すこともあります。

 

その他の原因

水分不足

腸内の水分が不足すると、摂取した食べ物が乾燥しやすくなり、腸の働きも低下してしまいます。
腸の機能が低下することで水分を吸収する働きも低下するため下痢になるのです。

 

また、水分不足によって便が固くなって排出が困難になることもあります。
水分不足は、便秘と下痢を繰り返す原因になるので注意しましょう。

 

暴飲暴食

暴飲暴食は腸に負担をかけます。
一時的に腸内環境が悪化することで、便秘と下痢を繰り返すことがあるようです。

 

暴飲暴食を控え、適度な水分補給することで、腸に負担をかけない生活を送りましょう。

 

自分で出来る便秘・下痢対策

生活スタイルの見直し

過敏性腸症候群を治すためには、生活スタイルの改善が必要です。
まずは以下の点を見直してみましょう。

 

  • 根本原因であるストレスを溜めない生活
  • 十分な睡眠をとる
  • リラックスができる時間を作る
  • 腸内環境を整えるための食生活改善

 

現代は高ストレス社会だと言われますが、ストレスを感じた時には散歩や軽い運動をするなど、自分なりの気分転換の方法を見つけて、ストレスを解消しましょう。
自宅では趣味や好きなことに没頭する時間、アロマ、マッサージなど、リラックスできる時間を作ることで、快眠を得やすくなり、生活スタイルを改善させることで腸の働きも正常化されます。

 

食生活の見直し

先に説明したように、食生活の見直しでは、まず暴飲暴食を避けましょう。
暴飲暴食をすることで消化不良を起こしますし、アルコールを多量に摂取すると、水分の取り過ぎや腸粘膜が荒れることで下痢の原因となってしまいます。

 

従って、腸に負担をかけないような食生活を心掛けることが大切です。

 

  • 適量の水分摂取をする
  • 食物繊維を多くとる
  • 脂肪分の多い食事を控える

 

といった点に注意すると、腸内環境を整えることができるでしょう。

 

特に、アルコール、ニンニク、香辛料などの刺激が強いものは、胃腸に負担をかけることになります。
胃や腸を休めるためにも、摂取を控える日を作ると良いでしょう。

 

それでも治らなければ病院へ

生活スタイルや食生活の見直しをしても、症状が改善されないこともあります。

 

そんな時には、病院で検査を受けてみましょう。
過敏性腸症候群は薬物療法でも治療できます。

 

また、大腸がん以外にも、ねじれ腸、食物アレルギー、リーキーガット症候群などの症状によって便秘と下痢が発症している可能性もあります。
ねじれ腸は、腸が正常な形をしていない状態なので、便秘や下痢の原因になります。

 

リーキーガット症候群(腸漏れ症候群)は、腸に穴があいたり損傷したりしている状態で、便秘や下痢だけでなく食物アレルギーを引き起こすこともあります。
病院で検査を受けて問題があれば、すぐに適切な治療が受けられます。

 

検査の結果、問題がないのであれば、生活習慣の改善を続けることで徐々に症状が改善されるでしょう。

 

繰り返す便秘と下痢を経験した人の口コミ

病院で過敏性腸症候群と診断されました

ストレスの多い生活を送っていた私は、「平日の出勤中には腹痛・週末は便秘」を繰り返す日々を送っていました。
ストレスのせいだと思っていたのですが、出勤中の腹痛がひどくなるときもあり、気になって病院で検査をしてもらうことにしました。
病院で検査を受けると、過敏性腸症候群という大腸の働きが悪くなることで起こる病気だと分かりました。
ずっとストレスが原因だと思い込んでいた私にはとてもショックな診断でしたが、薬物療法で治療できるとのことで少し安心しました。
今では症状も改善され、少しでも不安があれば病院での検査がとても重要なことを改めて知りました。

 

年齢:30代
性別:女性
評価(5点満点):★★

 

生活習慣の改善で妊娠中の便秘・下痢を改善

以前は特に便秘や下痢で悩まされることもなかったのですが、妊娠をしてから便秘や下痢を繰り返すようになりました。
赤ちゃんに必要な栄養を十分に与えるためにも、この症状を治したいと生活習慣を改善することにしました。
今まで、腸内環境のことなどまったく気にしていなかったので、書籍を購入したり、ネットで色々調べたりしました。
私が生活の中で改善させたのが、「不溶性食物繊維を控える」「体を冷やさないようにする」「ウォーキングなどの軽い運動をする」の3点です。
すぐに症状が改善することはありませんでしたが、1ヶ月程度続けると徐々に効果が現れ、無事出産することもできました。

 

年齢:20代
性別:女性
評価(5点満点):★★★

 
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